ピアノコンシェルジュ 解説!3本ペダルの役割【グランドピアノ】
ピアノをこれから購入される方、普段からピアノを弾かれる皆さん!
今回は、足元のペダルについての解説をさせていただきます。
アップライトピアノ・グランドピアノ共に足元にペダルがございますよね!
ここで問題です!
【 Q.アップライトピアノ・グランドピアノには何本ペダルがついているでしょうか? 】
おそらく2本ペダル!と答える方と 3本ペダル!!と答える方がいるかと思います。
答えは、、
【A.2本 も 3本も正解です 】
2本ペダルのものは比較的古いピアノです。 昔は2本ペダルが主流でした。
現在のピアノは一部を除いて、ほとんどが3本ペダルでございます。
さて、ここから3本ペダルの役割について解説させていただきます。
≪アップライトピアノとグランドピアノではペダルの役割が少し異なるので今回はグランドピアノのペダルについて解説いたします。※アップライトピアノのペダルの役割に関してはまた別の記事で解説させていただきます≫
グランドピアノのペダルは、左側から1.ソフトペダル 2.ソステヌートペダル 3.ダンパーペダル の3種類です。それぞれの特徴をご紹介します。
■ソフトペダル
ソフトペダルには、音の響きを弱められる機能があります。その仕組みは、ペダルを踏むと鍵盤ごとハンマーアクションが右に移動し、打弦を3本から2本にして音量を弱めるというものです。音を弱くしたい箇所、優しく弾きたい箇所でペダルを踏み、普通の音に戻したい時にペダルを離します。楽譜上では「una corda」(ウナコルダ)≪u.c≫でソフトペダルを踏み、「tre corda」(トレコルダ)≪t.c≫でソフトペダルを離します。
■ソステヌートペダル
ソステヌートペダルは、趣味でピアノを楽しむ範囲では使う機会が少ないペダルなので、どんな役割があるのか知らない方も多いのではないでしょうか。ソステヌートペダルの役割は、ひとつの音や和音を出し続ける状態にするというもの。ペダルを踏むと鍵のダンパーだけが弦に降りなくなり、このペダルを踏んでいる間は音が伸び続けます。
■ダンパーペダル
ダンパーペダルは、グランドピアノのペダルの中では一番良く使われるペダルで、音を伸ばす機能があります。その仕組みは、ダンパーペダルを踏むと(※1)ダンパーがいっせいに弦から離れることで、長く音を振動させることができるというものです。(※1)ダンパーとは、弦の振動を止める役割あります
実際にそれぞれのペダルを使用した動画がございますので是非、ご視聴くださいませ。
【今回使用したピアノは YAMAHA / C3X 】
弊社では現行品のピアノや今回解説で使用した C3X など幅広く様々な年式のピアノ、高級ピアノから格安ピアノまで様々なブランドのピアノを展示しております。
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