クラシック音楽を深堀! ロマン派
クラシック音楽を調べていくと各音楽家に~派 と書かれていますよね♪
この~派、よくわからないな🤔というかたもいらっしゃるかと思います。
今回は【ロマン派】についてのご紹介です♪
これを見ればもっと音楽が楽しくなること間違いなし!
ロマン派とは?
『ロマン派』の前に広がっていたのは感情よりも理性・規則にのっとった音楽づくりに重点を置いた『古典派』でしたが、この決まった規則にのっとった音楽づくりでは次第に創造性が憚られ、窮屈になっていきます。
そこで生まれたのがこの『ロマン派』です。
ロマン派では古典派とは打って変わって、感情、情緒、理想を求めた自由な音楽が特徴となっています。
古典派音楽から受け継がれた楽式の構造は維持していますが、感情表現が音楽の中でより豊かになり、さらにその感情を超えた先に現実があるという思想が生まれ始めました。
またこのころ、『調性』という概念も生まれました。
長調・短調
ハ長調・イ短調
などですね!
さらに科学的にも大きく進歩し、鍵盤は78鍵にまでひろがり、ショパンはこの増えた鍵盤を生かして広い音域を使う曲を多く作曲しています。
また管楽器の進歩により、オーケストラの大規模化も大きく進み、ベートーヴェンは様々な和音と不協和音をこれまでよりも多く取り入れるようになりました。
これにより1曲による表現力が大きく広がったことで、より多彩な表現の曲が増えていったのですね♪
この時代は曲を物語や詩に基づいて作曲するなど、現代の音楽にも通づるような作曲方法が生まれた時代でもあります。
ロマン派の有名な作曲家たち
さてそんなロマン派を生きた作曲家たちはどんな人たちがいたのでしょうか?
・ベートーヴェン
最も有名な作曲家といっても過言ではないドイツの作曲家の一人です。
17歳の時ウィーンに渡って以降、一度故郷へ帰ったもののほとんどの生涯を音楽の都・ウィーンで過ごします。
ロマン派をつくった作曲者ともいわれており、情熱的な性格がよく表れている力強く感情に訴えかけてくるかのような音楽は世界中から高い評価を得ています。
晩年は難聴に苦しんだ作曲家としても有名です。
運命
皇帝
交響曲 第9番 ニ短調
・ショパン
ポーランド出身でフランス・パリで活躍したピアニストです。
幼いころは『モーツァルトの再来』ともいわれ、優雅な曲でありながらも時折大胆さを含み、その情緒的な表現から『ピアノの詩人』ともいわれています。
ショパンが作曲をするのに用い、親交の深かったピアノで『ショパンが愛したピアノ』とも呼ばれている『プレイエル』は現在は修理のみを行っています。
ノクターン
スケルツォ
ポロネーズ 「英雄」
・リスト
ハンガリー出身のピアニストで、「人類史上最高のピアニスト」としても知られています。
また超絶技巧のピアニストとしても知られ、自身が練習する中で「超絶技巧練習曲」も作曲しています。
リストの曲にはテーマ性を感じる曲が多く、広がったピアノの表現力を最大限に生かそうとしていることが特徴です。
数々のピアノを使ってきたリストですが、シュタイングレーバー(Steingraeber & Söhne)を最後のピアノとして選んだといわれています。
ラ・カンパネラ
超絶技巧練習曲集
ハンガリー狂詩曲