ピアノコンシェルジュ イチオシ!KAWAI(カワイ)/CA40 ピアノレビュー
アップライトピアノを今まで弾いていたけどなんだか最近物足りなさを感じる…
そんな時はグランドピアノへの買い替えをオススメしております♪
ショールームには50台近くのグランドピアノを展示しておりますので、お客様にピッタリの一台をご提案いたします!
さてそんなグランドピアノの中での私の一押し【KAWAI CA40】をご紹介いたします!
今回はピアノが入荷してから、工房で整備する様子もご紹介するのでぜひ最後までご覧ください♪
まずはスペックから
高さ:102cm
幅:151cm
奥行:185cm
重量:325kg
この【CA40】はKAWAIの最高級コンサート用グランドピアノ「EX」がショパンコンクールで本選に使用されるピアノとして選ばれたことを記念して作られたモデルです。
設計にも「EX」と同じ思想を受け継いでいて、奥行きは現行モデルのGX3と同等ながらも、まるでフルコンのような迫力のある音色を響かせてくれる一品です。
音色はKAWAIらしく、とてもまろやかな音色かつ、弾いている自分自身が音に惹き込まれてしまうような圧倒感があり、ついうっとりしてしまいますね。
これは是非、生音で体感していただきたいと思います!
では、今回入荷しました【CA40】の展示まで整備の様子をご紹介します!
まずは外装・内装を全体的に磨いていきます。
入荷した段階でも一定基準以上綺麗なものにはなりますが、こういった細かい傷が目立たなくなるように職人の手で一つ一つ磨いていきます。
ペダルや内装のピン、キャスター、蝶番などの金属部分も外して丁寧に磨き、ピカピカにします!
中古品とは思えない輝きですね!
次はハンマーのファイリング作業です。
入荷してくるピアノは、以前使用されていた方が弾かれていた分、ハンマーに打弦した弦跡が残っています。
この弦の溝をやすりで削り、ハンマー全体が丸くなるように形を整えるのが「ファイリング」作業です。
さらにアクションの調整を行っていきます。
ハンマーのストローク距離をそろえて、打鍵してから音が鳴るまでを一定にしたり、「あがき」という作業で鍵盤の高さを一定にそろえたり、「ダンパー総あげ」という作業で、ペダルを踏んだ時に同じタイミングでダンパーがあがるようにしたりと細かな調整を加えていきます。
そして最後に整調・調律作業になります。
展示されるときにそのピアノにとって一番良い音を奏でるよう、ここで音作りをしていきます。
ほんのわずかに弦を緩めたり、少しハンマーに針を刺して硬度を変えたり…とても繊細な作業ですね。
経験豊富な熟練の技術者が仕上げたピアノの音色には毎回感動してしまいます。
ここではご紹介しきれなかった作業もまだまだございますが、このように丁寧に整備されて、やっと皆様がいらっしゃるショールームにピアノが展示されていきます。
弊社にピアノをお譲りいただいたお客様から、弊社の工房の職人へ、そして次に演奏されるお客様へと一つ一つ思いがつながれていき、ピアノが旅立ってく様子に立ち会えるのが私たちコンシェルジュのやりがいです。
ここまで読んでくださったお客様へも思いの詰まった最高のピアノをご紹介できればと思いますので、是非一度、思いの詰まったショールームのピアノを見にいらっしゃってください♪