初心者向きのピアノってあるの?
結論から申し上げますと、ピアノには初心者用・上級者用という括りはありません。
ただ、一般的に電子ピアノ<アップライトピアノ<グランドピアノの順に価格が上がっていくことは否めません。
※電子ピアノのハイグレード機種はアップライトピアノ並の値段のものもあります。
初めて購入するピアノは予算と相談の上、自分の弾きたい音・外観などお好みでお選びいただくことをお勧めします。
購入予算があれば、同じ予算で中古の上位モデルを選ぶことができるので中古ピアノもおすすめです。
上達するまでにピアノとどうつきあうのか?を考えてみる
初めてピアノを購入するなら、どのくらいそのピアノを弾き続けることになるのかを考えてみましょう。
お子様の習い事でピアノを始めるとき、予算と設置場所を考えて電子ピアノを選択する方もいます。
ただ電子ピアノを購入する場合、スピーカーから流れる音源で演奏すること、タッチが本物のピアノとは違うことがネックになります。
ピアノの繊細なタッチを学ぶとなると、実際に演奏したらどんな音が出るのか?を日々の練習で頭に入れなければなりません。
長年弾いて耳を育てたい!となると、この電子音では実際のグランドピアノの表現に届かないかもしれません。
電子ピアノを購入する場合は、上達にあわせて買い替えていく可能性があることを考慮しましょう。
初めてのピアノ選び5つのポイント
音楽大学進学などをお考えの方であれば、グランドピアノでなければ表現できない演奏方法が必要となってきます。
しかし初心者向きという観点でいうとアコースティックのアップライトピアノか、電子ピアノにするかどうかという点に絞られてきます。
- 1:ご予算
- 2:設置できるスペースがあるか
- 3:インテリアとしての格好良さ・お洒落さ
- 4:アコースティックと電子ピアノの違いを理解する
- 5:消音機能が必要であるかどうか
この5点を軸に自分にとってどこが重要なポイントか優先順位をつけてみてはいかがでしょうか。
初めてのピアノ購入。ピアノの値段はどれくらい?
現在販売されている新品のアコースティックピアノの場合、最低40万円以上の予算が必要となってきます。
電子ピアノはアコースティックピアノに比べると安価ですが、20万〜30万円程度の予算で強弱表現ができるモデルがあります。
ただ録音された音源を加工した強弱表現なので、本物のアコースティックピアノのタッチ・自分で表現できる音色には及びません。
アコースティックの中古ピアノでも、20万〜30万円で購入できるモデルがあります。
もし中古ピアノを購入する場合は、製造からどれくらいの年月が経っているか?で品質に問題が無いか確認しましょう。
古すぎる型のピアノは、響板の状態はどうか?など販売店にしっかりとご確認ください。
なおアコースティックピアノはメンテナンスを続けるほど寿命が長い楽器なので、10年後に値打ちがあるかどうかという考え方もあります。
資産として考えるならアコースティックの新品ピアノ、もしくはグレードの高い中古ピアノをご検討いただくのも一つの方法です。
消音機能が必要かどうか
現在どのような環境にお住まいかどうかによって消音機能の優先順位が変わってきます。
設置スペースにあまり余裕がなく周りへの音漏れも気になるのであれば、消音機能やボリューム調整機能やサイズなどがついている電子ピアノが優秀です。
それほど音に配慮が必要でない環境だったり、設置や搬入が問題ないお部屋であれば、アップライトピアノでもある程度音を抑えることができます。
アップライトピアノについている消音ペダルは打弦するときの音をフェルト越しにするので、音を小さくすることができます。
また、アップライトピアノは響板が背面についているので、後ろに向かって音が伸びていきます。
音が響いていく方向を考えてピアノを設置するなど、工夫すればある程度騒音対策は可能になります。
本格的な消音機能が後から欲しくなった場合には、アップライトピアノ用の後付け消音ユニットをつけるなどで対応が可能です。
まとめ
ピアノに初心者用・上級者用という括りはありませんが、どんなピアノ生活を送りたいかが重要です。
家の雰囲気・インテリアとして、木目調のピアノや白いピアノをお選びいただく方も多くいらっしゃいます。
購入予算があれば、同じ予算で中古の上位モデルを選ぶことができるのでよりご満足いただけるピアノと出会うことができるのではないでしょうか。
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