クラシック音楽を深堀! 中世音楽時代
【クラシック音楽の入り口】ともいわれる”中世音楽”
中世音楽、聞いたことはあるけど実際何かよくわかってない、という方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな【中世音楽】についてのご紹介です♪
これを見ればもっと音楽が楽しくなること間違いなし!
中世音楽とは?
この西洋史における【中世】とは、4~5世紀の西ローマ帝国末期から15世紀頃までといわれています。
ではなぜ【クラシック音楽の入り口】といわれているのでしょうか?
実は見つかっている楽譜のうち最古のものがこの中世音楽時代のものだからでございます!
中世以前にも音楽自体はございましたが、どのような音楽を楽しんでいたかについては調べられる楽譜がないため不明です。
そしてこの時代はキリスト教が人々の中心にあった時代でもあります。
音楽は現在のように市民の娯楽のためのものではなく、神にささげるものや、教会のためのものだったんですね!
この中世音楽時代の最古の音楽ともいわれるものが、【グレゴリオ聖歌】です。
当時のローマ帝国は土地を求め移動してきていたゲルマン人に対抗するため、当時信者の増えていたキリスト教を味方につけ、当時地域によって違いのあった聖歌を一つに統一しました。
この時統一されて出来上がったのがこの【グレゴリオ聖歌】となります。
単旋律でハモリの概念もなく、拍子についても決まりがない曲でしたが、「ネウマ」と呼ばれる五線譜にまとめられ、これが現在再現できる音楽として最古のものとなりました。
そしてこの【グレゴリオ聖歌】が発展していくにつれ、ハモリの概念も生まれ始めます。
旋律や音が聖歌よりも上のものが使用されるようになり、進化を遂げた【オルガヌム聖歌】が誕生します。
さらに記譜法も考案され、より忠実な楽譜が残せるようになっていきます。
当時は鍵盤楽器はパイプオルガンが主流となり、まだピアノは発明される前にはなりますが、音楽が人を一つにするというところは現代の変わらないのかもしれないですね♪
グランドギャラリーには100台以上のピアノが展示されています!
歴史も知ったうえでピアノを弾くと、また違った楽しみが生まれるかもしれません🎹
是非お気軽にご試弾・ご相談くださいね♪