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ロイヤルジョージハンマー

ピアノの情報ブログの使命は、あらゆるピアノの情報を共有し、皆様の素晴らしいピアノライフを応援することです。

ヤマハピアノ
ピアノコンシェルジュ足木

ピアノコンシェルジュ

足木 尚美

グランドギャラリー本社


こんにちは!グランドギャラリー本社の足木です。
ピアノの部品の中でもメジャーなハンマーですが、ハンマーってどれも同じなんじゃないの?と思ってらっしゃる方いらっしゃいませんか??
ブランドや機種・個体によってさまざまな音色を奏でてくれるピアノですが、ハンマーはその音色を大きく左右する重要な要素だと考えております😊

本日はそんなピアノのハンマーについて徹底解説していきます!!

歴史

現在ハンマーの素材には木材と羊毛フェルトが使用されていますが、実はバルトロメオ・クリストフォリがピアノを発明した当初使用されていた素材はなんと『鹿の皮』だったんです!
その頃のピアノは現在のように大きなホールで演奏するのには適しておらず、弦は糸が使用され、音量、響き共にまだまだ小さいものでした。
あの有名なモーツァルトやベートーヴェンが作曲をしていた時代にはこのような構造のハンマーが使用されていたんですね!

時は進み、ピアノが世の中に普及していき、もっと大きな音量で、豊かな表現力をとピアノの研究も進む中、弦に現在と同じ鉄鋼素材が使用されるようになると、耐えうる強度を作るためにも厚く巻いた羊毛フェルトが採用されるようになりました。
また羊毛フェルトの打弦する表面に針を刺し、表面を柔らかく、内部を硬くすることにより、弱くたたいた時には柔らかいピアニッシモが、強くたたいた時には芯のある力強い音が鳴るようになり、表現力においてもかなり幅が広がったんです♪
ショパンの生きていた時代は少しずつこのような構造のハンマーが使用されるようになってきていました。
フランスの名器、【プレイエル】はショパンが「自分の音を追求する体力があるときは、プレイエルのピアノが必要になる」という言葉を残しており、ショパンが愛したピアノとしてもとても有名ですね♪
そして現代に近づくとさらに内部と外部で硬さを変えるため【オールアンダーフェルト】という仕組みが採用されるようになりました。
これはアンダーフェルトとトップフェルトという硬さの異なるフェルトを組み合わせることで、さらにピアニッシモとフォルテの表現力を豊かにし、音色自体にも芯を持った深みのある音色を出すことを可能にしたんです♪

【シングルハンマー】

【オールアンダーハンマー】

種類

そんな歴史の深いハンマーですが、現在使用されることの多いハンマーも日本製のハンマーから海外にルーツを持ったハンマーまでたくさん種類があります😊
特に日本2大ブランド、ヤマハ・カワイは大きな生産力を持っているため、ハンマーも自社工場で作っているものが多いですね!
他にも日本では唯一のピアノのハンマー製造を専門に行っている会社の「今出川ハンマー」というものもございます!
河合楽器製作所の創業者・河合小市氏とともにピアノ制作に携わった方が独立して創業した会社で、様々なブランドで幅広く使用されています。

また海外製ハンマーだとドイツ製には【レンナーハンマー】【アベルハンマー】、イギリス製には【ロイヤルジョージハンマー】が使用されることが多いですね♪

【レンナーハンマー】

【アベルハンマー】

【ロイヤルジョージハンマー】

使用されるハンマーでかなり音が変わってくるので、それぞれのピアノを弾き比べしてみるのも楽しいですよ♪

製法

ハンマーは製造される際、88鍵分の長さのハンマーウッド、ハンマーフェルトを接着剤や熱を加えて成型・接着させています。
その工程の中でも調湿という工程があり、ハンマーフェルト内の湿度が常に保たれるよう注意がされています。
接着された後はフェルトと木の間のバリを整え、それぞれ1ミリ単位の緻密な設計をもとに88鍵に切り分け、固定するカシメピンが打ち込まれると、皆様の想像されるハンマーの形へなっていくんです♪

まとめ

音色を大きく左右するハンマーは様々な歴史をたどりながらこういった緻密な設計、細かい製法、こだわりをもって作られているんですね!
これまでの音楽歴史を創ってきた歴史の偉人たちは現代のピアノで演奏したらどのような音楽を作り出していくのでしょうか?

皆様もピアノを選ぶ一つの基準として、ハンマーもぜひ気にしてみてください🎹

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お客様の声

「もう、夢はかなえる年!」と思い立ち、思い切って決断

夢に見た 「ビロードのような音色」のピアノは、「多彩な色を持つ、ピアニッシモが限りなく美しい、ビロードの上の真珠のような音色」のピアノでした。我が家の居間に意外とすっきり収まり、音が出せる週末が待ち遠しいです。

東京都大田区 ベーゼンドルファー 200

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