白いピアノ APOLLO(アポロ)A123CW 総アグラフ搭載の猫脚ピアノ
今回は、猫脚で白いピアノAPOLLO(アポロ)の ≪ A123CW ≫をご紹介させていただきます。
スペック
高さ | 123cm |
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幅 | 149cm |
奥行 | 61cm |
製造国 | 日本 |
白くて可愛いピアノですが、このピアノの一番の押しポイントは!!!
総アグラフ搭載
まずアグラフとは?基本的にグランドピアノの中音部と低音部に使用されている部品の一種で、弦の位置や発音する部分の長さを正確に定め、一つの音程ごとに独立した弦押さえをするので、音色が明快になり和音が美しくなると言われております。
実はアップライトピアノには基本ついているものではありませんが稀に上位機種についていることがございます。
尚且つ、中音部・高音部アグラフ搭載はたまに見かけますが、総アグラフのアップライトは数少ないですね。
尚且つ、お値段に関しても手の出しやすい価格で販売しております!!
是非、白いピアノ、猫脚、総アグラフのピアノをお探しのお客様!!お問合せください!
ピアノコンシェルジュ ご紹介! YAMAHA(ヤマハ)/S3X ピアノレビュー
ヤマハ最高傑作、S3Xの極上の音色はいかがでしょうか?
スペック
高さ | 101cm |
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幅 | 149cm |
奥行 | 186cm |
重量 | 330Kg |
製造国 | 日本 |
音色
本日ご紹介させていただくこのYAMAHA【S3X】
ヤマハの現行モデルで、家庭用サイズのグランドピアノのフラッグシップモデルです。
フルコンサートピアノCFXは人に聞かせる音色を、家庭用のCXシリーズは演奏者が楽しめる音色を、と音作りをしていますが、このSXシリーズは高級モデルということもあり、ハイレベルな演奏者が楽しめることはもちろん、人にも聞かせて心地の良い音色を目指して制作されました。
また、このピアノはこういう音、というものではなく、演奏によって音色の感じ方の変わる音色を目指しており、実際に演奏してみるとヤマハらしい明るい音色かつ厚みのある温かみも感じられ、ピアノ全体から溢れ出す響きが柔らかく全体を包み込んでくれるかのようでした。
仕組み
フラッグシップモデル・SXシリーズは使用する部品にも高いこだわりが見られます。
まずは音の感触を大きく左右するハンマーですが、SXシリーズ専用ハンマーが使用されています。
ハンマーはSXシリーズの全体像を作成し、本体の特製に合わせたものを開発したそうです。
従来のものと比べて白いトップフェルトの部分の材料を大きく変えました。
材料として使用される羊毛ですが、圧縮してフェルトの形に成型する際、全体がうまく絡み合うように長毛短毛を全体的に混ぜ、さらに違う種類の羊毛も混ぜて制作しました。
ハンマーだけでも100本以上の試作品を製作し、より音色の広がりやピアニッシモ・フォルテの表現が大きいものがこのハンマーだったようです。
さらに曲線支柱は30%、まっすぐの支柱は20%板の厚みを増やしました。
これにより接着面がより少なくなり、支柱へも伝わる音の伝導がスムーズになり、ピアノ全体で鳴り響くようになりました。
そして響板はフルコンサートピアノ・CFXと同等のものを仕様。
演奏者が楽しめる音色だけでなく、人に聞かせる音色にもなれるポテンシャルを響板で再現しています。
響板設計もCFXと同等のため、響きには圧倒されます。
外観
そして外観面でも音色の温かみを表現するよう、外観にも曲線が多く取り入れられています。
脚柱や腕木、側板などの細部にもなめらかな曲線が描かれており、演奏者や観客も演奏に溶け込まれていくような感覚を感じます。
なかなか入荷もないヤマハ最高傑作SXシリーズの3型、【S3X】
是非あなたもこの音色に圧倒されてみてはいかがでしょうか?
カワイクリスタルピアノ CR40A 2015年製!人々を魅了するクリスタルピアノ
今回は、日本の有名ロックバンド ≪ X Japan≫のメンバー、YOSHIKI(ヨシキ)さんが愛用していたピアノとして有名なカワイのクリスタルピアノをご紹介させていただきます。
スペック
高さ | 100cm |
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幅 | 150cm |
奥行 | 185cm |
重量 | 425Kg |
製造国 | 日本 |
一目で視覚的に圧倒されるピアノです。クリスタルのような透明感が、音楽だけでなく空間そのものに洗練された雰囲気を与えますね。
お家に設置するのも良し!!ホテルのロビーやエントランスに置くも良いと思います!!
クリスタルピアノは中古市場でも非常にレアです。
グランドギャラリー愛知県岡崎市のショールームに 2024年11月3日現在1台在庫がございます!!
この記事を読んで気になったそこのあなた!是非お気軽にお問い合わせください!
中古ピアノ ヤマハ(YAMAHA UX30A) 人気のXシリーズ♪ヤマハ上位グレード
人気のXシリーズ♪ヤマハ上位グレード
【演奏動画】
【品質保証】 1年
【サ イ ズ】 高さ131cm×幅153cm×奥行き65cm
【重 量】 245kg
【年 式】 1992年
【 色 】 黒/艶出し塗装
【特 徴】
人気を博しながらも惜しまれつつ生産終了したヤマハ「Xシリーズ」の上位グレードです。
特製ハンマー、X支柱、アグラフ、大型譜面台などハイグレードピアノならではの仕様。
機能・音色共に申し分ない1台で、良き時代ならではの、クオリティの高い音とタッチを堪能できるピアノで、大人の方でも満足度の高い1台です。
ヤマハのアップライトでハイグレードのピアノをお探しの方へ、ぜひお勧めします。
商品詳細、試弾・購入をご希望の方はこちらから↓↓
【無料】ピアノコンシェルジュピアノなんでも相談
「文化の日」
大好きなピアノと向き合う朝
「お客様の夢を形にする」
そんな素敵な仕事に携われていることに幸せを感じている。
奏でる音は、私自身の心の鏡。
一生懸命に仕事し、心を磨き、より美しい音色を生み出せるよう進化したい。
Chief Technology Officer, Grand Gallery
T.Shiozaki 2024.11.3 9:50
ピアノコンシェルジュ ご紹介! YAMAHA(ヤマハ)/UX300Wn ピアノレビュー
明るくも柔らかみも感じる音色、インテリアになじむ艶無しの木目塗装、豊かに広がっていく響き
あなたの生活を間違いなく彩ってくれるピアノ・YAMAHA(ヤマハ)【UX300Wn】をご紹介します。
スペック
高さ | 131cm |
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幅 | 153cm |
奥行 | 65cm |
重量 | 250Kg |
製造国 | 日本 |
外観
高さは131㎝とアップライトピアノの中では最も高い部類に入りますが、家具調の木目がインテリアになじむため、ピアノとしても圧迫感はかなり抑えた形で設置できますね♪
和風なインテリアやや木目調のナチュラル、北欧スタイルにもピッタリ合う外観だと感じます。
仕様
まずパッと目に入るのがこの『大型譜面台』ですよね♪
高い位置に譜面台が来るので、本番と同じ高い目線を保った姿勢で練習ができますし、長い楽譜もそのまま置くことができます!
またこの大型譜面台を引き出した際、譜面台と上前板との間の隙間から音や響きが漏れ出てくるので、響きを最大限に感じながら没頭して演奏できるところが魅力的です。
お次に『中低音アグラフ』という仕様です!
内装の仕組みになりまして、通常、弦を抑える仕組みはフレッシャーバーという一本の金属棒で抑えられるのですが、このアグラフという仕組みですと、弦一本一本に仕切りをつくるような形で抑えており、音色の安定性はもちろん、一音一音がはっきりとしたクリアな音質に近づいていきます♪
そして最後は今でも根強い人気を誇る『交叉状 X 支柱』です!
X支柱の中でもヤマハの全技術を費やした最終形態の交叉状で、通常縦に3本に並んでいる支柱がX状に支柱が張られ、さらに縦横十字にも支柱が張られた、より安定性に優れた仕組みが採用されています♪
このX支柱は、木のねじれに強い形状をしており、耐久性が高いことはもちろん、力強い明瞭な音色が特徴的な仕組みとなります。
さらにこのX支柱が採用されていた時代は使用されていた木材の質が良かったともいわれていますので、それも人気の所以ですね♪
どの仕組みも、上級グレードのピアノにしか採用されていないものばかりです。
インテリアとしても、ピアノとしても、最高級の【UX300Wn】、是非豊かな音色に心癒されてみてはいかがでしょうか?
初心者から上級者必見!33万円~アップライトピアノ特集
グランドギャラリーでは幅広く様々な年式のピアノ、高級ピアノから格安ピアノまで様々なブランドのピアノを展示しております。
お客様のニーズに合わせて弾き比べがができるのはグランドギャラリーだけです!!!
今回は33万円からというお求めやすい価格で展示しているピアノをいくつかご紹介させていただきます。
初心者から上級者必見でございます!
この記事を読んで気になったそこのあなた!是非お気軽にお問い合わせください!
DIAPASON(ディアパソン)D35B 商品詳細はこちら
DIAPASON(ディアパソン)D40BC 商品詳細はこちら
DIAPASON(ディアパソン)DN48 商品詳細はこちら
DIAPASON(ディアパソン)DR125BF 商品詳細はこちら
MARCHEN(メルヘン)MS280 商品詳細はこちら
MARCHEN(メルヘン)MS230 >商品詳細はこちら
MARCHEN(メルヘン)MS200 SE 商品詳細はこちら
MARCHEN(メルヘン)MS200 LE 商品詳細はこちら
KAWAI(カワイ)LD22MF 商品詳細はこちら
MARCHEN(メルヘン)MS350 商品詳細はこちら
YAMAHA(ヤマハ)b113 商品詳細はこちら
ピアノの王者👑スタインウェイの軌跡
世界三大ブランドのひとつであり、ピアノの王者とも評される世界最高峰ピアノブランド、STEINWAY&SONS(スタインウェイ&サンズ)
そんなスタインウェイの創立から現代への軌跡をたどっていきましょう。
スタインウェイの創立
物語はドイツで家具職人として働いていたハインリヒ・エンゲルハルト・シュタインヴェークが、初めてのピアノ制作を行ったところから始まります。
当時一家が暮らしていた地の政情は不安定であり、アメリカを旅していた次男の勧めで1850年、8人の息子と奥様とで共にドイツからアメリカ合衆国へ移住し、『シュタインヴェーク』の名でピアノ会社を設立しました。
この『ハインリヒ・エンゲルハルト・シュタインヴェーク』こそが、のちにアメリカ風表記で『ヘンリー・スタインウェイ』となります。
さて、このハインリヒ・エンゲルハルト・シュタインヴェーク、実は息子は9人おりました。
しかしアメリカへ共に移住したのは8人の息子。
その残りの1人の息子こそ、ハインリヒ・エンゲルハルト・シュタインヴェークの長男・C・F・テオドール・シュタインヴェークであります。
彼は生まれ故郷のドイツへ残り、ピアノとしての新しい設計の研究に励みました。
さらに当時ドイツでピアノを販売していたフリードリヒ・グロトリアンと組んで『シュタインヴェークブランド』としてのピアノの製造を続けます。
この長男・C・F・テオドール・シュタインヴェークこそ、いまや数々のピアノ設計で特許を取得しているスタインウェイの技術的基礎を確信させたのでございます。
さてアメリカへ居住を移した一家ですが、ここで姓をアメリカ風に『スタインウェイ』へと移します。
当時ニューヨーク州はそれは活気にあふれた産業街にございまして、30を超えるピアノ工場が並び立っておりました。
ニューヨークへと渡った兄弟たちはその中からそれぞれ別のピアノ工場へと働きに出まして、響板や鍵盤などを作りながら生計を立て技術も培っていきます。
そのうち次男と4男は8か月ほどウィリアムナンズで懸命に働いておりましたが、こちらは8か月ほどで倒産してしまったようです。
(その後吸収合併してナンズ&クラーク社となります。)
3年後には皆一家でピアノを作れるほどに技術・知識を蓄えておりました。
そして満を持して1853年。
スタインウェイ一家は『スタインウェイ&サンズ』をニューヨーク州に設立いたしました。
故郷に残る長男と地は隔たれども、ニューヨークの家族とピアノという一つの楽器で強く結束した瞬間でございます。
スタインウェイの成長
ニューヨークに『スタインウェイ&サンズ』を設立してからのビジネスは好調だったようで、初期はスタインウェイ家でピアノが作られていたようですが、すぐにニューヨーク・ローア―マンハッタンに最初のスタインウェイ&サンズ工場を設立し、1年もしないうちにニューヨークのピアノ街の中心、ウォーカー街にショールームとともに移転いたしました。
ピアノづくりに励んだ父と息子たちのみならず、娘も販売やレッスンあたり、家族全員がスタインウェイの経営に尽力いたします。
一家の懸命な努力が功を奏しさらに5年後、アップタウンの新しいビルへと移転するほど急激に成長を遂げていったようでした。
急激な成長を迎え、技術の優秀性からアメリカでも絶大な信頼を得ていたスタインウェイは、当時国内でも多くの賞を受賞しておりました。
そして現在のスタインウェイの地位を築く成功を収めたのはここからもう少し先のことでございます。
王者への軌道
さてアメリカ国内でも確かな技術が認められ、いくつもの賞を受賞していたスタインウェイですが、王者としても地位を確立させた成功はヨーロッパでの数々の受賞によるものでございます。
パリ万国博覧会では一等を、そして立て続けに音楽の都ウィーンで。
国内でも続けて数々の賞を受賞していきます。
そしてスタインウェイを創業したスタインウェイ一家の父、ヘンリー・スタインウェイが没した1871年。
以降手綱を握ったのは4男、ウィリアムでございます。
一家でニューヨークへ渡った際、まだ4歳と幼かったウィリアムはアメリカでの生活が長かったことで英語ドイツが非常に流暢であり、さらにピアノへの技術はもちろん、ビジネスセンスにも大変優れていたようでございました。
ウィリアムはまずピアノを売るためにはそれ以前の音楽が世間に認められなければと考えていたようです。
ピアノを楽しむターゲット層自体を厚くしようとしたのでございます。
ウィリアムは当時絶大な人気を誇っていたピアニストをアメリカへ迎え、スタインウェイホールを皮切りに全米コンサートを開き、これを実現いたします。
また著名な音楽家からの推薦状をもとめるなど、スタインウェイの名を世界に示していったのです。
そして現代へ
そして現代のように工場をニューヨークとハンブルクに。
ショールームはロンドン、ニューヨーク、ハンブルクと、特約店は世界各国へ設置しスタインウェイの熱狂的なファンを確実に増やしていったのでございます。
今ではピアノの王者と呼ばれ、世界各国へ名を馳せた『STEINWAY&SONS(スタインウェイ&サンズ)』
その豊満な響きと惚れ惚れするような美しい音色に、スタインウェイ創設の時代を駆け抜けた一家の想いとともに浸ってみてはいかがでしょうか。
世界ピアノ歴史探検隊!🎹
いまやどの学校にもあり、みんなの生活に溶け込んでいる『ピアノ』
いつ頃どこで作られた楽器かご存じでしょうか?
本日はそんなピアノの生まれた歴史について追っていきます!
ピアノみたい!?ピアノのもととなった楽器
ピアノが誕生する以前、ピアノの先行楽器として同じ鍵盤楽器『クラヴィコード』『ハープシコード(チェンバロ)』という2つの楽器がありました。
クラヴィコードは金属棒を突き上げて弦をたたいて音を鳴らします。音量が小さく、楽器特有のタッチで演奏しないと発音が十分でないことがデメリットとして挙げられます。
逆にハープシコード(チェンバロ)はギターのように弦をはじく仕組みで音を鳴らすため、音量はあるけれども鍵盤のタッチによる音の強弱はつけられないことがデメリットでした。
ピアノの誕生!発明の瞬間
この2つの弦楽器のよさをどうにかしてあわせられないか??
そうして1709年、イタリアの発明家、『バルトロメオ・クリストフォリ』が、現在のピアノのように、鍵盤を打つと連動してハンマーが飛び上がり、弦を打って音を出すという仕組みを発明しました。
これが『クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ』と名付けられました。
現代では略されて『ピアノ』と呼ばれていますね♪
これはピアノ(弱い繊細な発音)フォルテ(力強いしっかりとした発音)どちらもできるという意味が込められています。
ピアノの進化
ピアノは作曲家の要望に応え、どんどんと成長を遂げていきます。
当初は現代とはすこし形状が異なる『スクエアピアノ』というものでした。
ピアノには素早い打鍵や、トリル、そして豊か音量が求められ、ついにグランドピアノが誕生しました。
ベートーヴェンが生きる時代になると足元のペダルが誕生しはじめ、ベートーヴェン亡き後活躍したショパンが生きる時代になると、鍵盤も54鍵しかなかった発明当初から82鍵まで増え、作曲の表現もさらに広がっていきます。
そしてグランドピアノ誕生から数十年の時を経て、アップライトピアノが誕生します。
アップライトピアノ誕生により、ピアノが家庭に広く普及されるようになりました。
現代の形に近づくまで
現代と同じグランドピアノ・アップライトピアノが誕生しましたが、ピアノが普及するにつれ、どんどん改良が加えられていきます。
ハンマーが鹿の皮をかぶせてたたいていたものから、現在の形のような羊毛フェルトを厚く固めたものへ改良されたり、低音を響かせるための太い弦や、それを支えられるだけの頑丈な鉄骨も使用されるようになります。
そして日本へ
1709年に誕生してから約100年後、YAMAHAの創設者、山葉寅楠(やまは とらくす)により日本で初めてピアノが製造されます。
今や世界トップシェアを誇っている日本ですが、日本でのピアノ歴史は一つ前の記事でご紹介していますので、是非こちらもご覧くださいね♪
ピアノが誕生してから300年以上の時を超えて、今もなお楽器の王者と名を馳せ世界中で奏でられるピアノ、
数々の作曲家を支え、虜にしたピアノで、あなたも音楽の世界に浸ってみてください。
日本ピアノ歴史探検隊!🎹
いまや触ったことがない人はいないであろう国民的楽器「ピアノ」
発祥はイタリアですが、日本では『ヤマハ』『カワイ』が有名ですね♪
本日はそんな二人によるピアノの日本でのなりたちについて深堀していきます!
国内初のピアノ
現在の『YAMAHA』の創業者、山葉寅楠(やまは とらくす)が日本で初めにピアノを製造されたといわれている人です。
実は山葉寅楠は、はじめは音楽関係の職に就いていたわけではなく、医療機器の修理工として働いていたんです!
小さいころから細かい作業が器用だった山葉は静岡県浜松市の浜松尋常小学校(現在の元城小学校)のアメリカ製オルガンを修理し、その構造をみて1888年、日本初の日本製オルガンの製造に成功しました!
現ヤマハ創設!
1889年に合資会社山葉風琴製造所(やまはふうきんせいぞうじょ)を立ち上げ、1897年に日本楽器製造株式会社(現ヤマハ)に改組し、初代社長として名を上げます。
そしてこの日本楽器製造株式会社に、11歳で河合楽器製作所初代社長・河合小市が入社しました。
1899年山葉寅楠がアメリカに視察旅行へ出、翌年の1900年に国内で初のピアノの製造を成し遂げました。
そしてそのピアノの国内生産で大きな課題となっていたピアノの音が鳴るからくり部分、アクションの製造ですが、こちらは河合小市が独学で研究し完成させ、河合はアクションの国内生産に大きく貢献したといわれています。
その後米国大博覧会にピアノを出品し、日本で初めて海外で国産楽器が名誉大賞を受賞するなど、楽器産業は目覚ましい成長を遂げていきます。
ヤマハ創設以来の危機!?河合楽器の創設
しかし1926年、大規模なストライキが発生したことで財政悪化、新社長として就任した川上嘉市が財政の立て直しを図りますが、この時河合小市は日本楽器を退社し、翌年1927年、日本楽器の河合小市についてきた技術者たちと『河合楽器研究所』を創設します。
ストライキの際、社長以下重役が総退陣したため、河合小市が独立したのは山葉寅楠への対立ではなく、山葉寅楠を慕っていたからなのだろうかと考えられますね。
そして両メーカーが大きくなるにつれ、国内には東洋ピアノやメルヘン楽器、クロイツェルなどさまざまなピアノメーカーが誕生しはじめ、ピアノの最盛期を迎えます。
ヤマハ・カワイは新規顧客にもターゲットをつくるため、ピアノ教室事業にも力をいれ、ピアノという楽器がどんどん国民の間に浸透していきました。
ピアノの製造は膨大な作成費がかかるため、数々のピアノメーカーが廃業に追い込まれましたが、ヤマハ・カワイは圧倒的トップを貫き今も生き残っています。
品質のヤマハ・商業のカワイともいわれることがあり、ヤマハはその安定した品質で、カワイはその販売の戦略が群を抜いていたともいわれています。
そして現代へ
現在、ヤマハは世界トップシェアメーカーとして名を馳せ、カワイもそれに続く形で世界各国へピアノを送り出しています。
世界中から注目されるショパンコンクールでもヤマハ・カワイどちらも公式ピアノとして認定され、世界から信頼を得ていることがわかります。
二人の職人が一つの作業場で作り出したピアノが、今2つの会社へとわかれ世界各国を渡っていると考えるととても感慨深いものがありますね。
そしてヤマハはピアノに限らず管楽器や弦楽器など幅広い楽器や自動車産業も進めていき、カワイはピアノ専門メーカーとしてのこだわりを持って両社成長し続けています。
グランドギャラリーには様々な年代・ブランドのピアノが展示されていますので、是非ピアノの歴史も感じながらピアノ探しをしてみてくださいね♪
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お客様の声
「もう、夢はかなえる年!」と思い立ち、思い切って決断
夢に見た 「ビロードのような音色」のピアノは、「多彩な色を持つ、ピアニッシモが限りなく美しい、ビロードの上の真珠のような音色」のピアノでした。我が家の居間に意外とすっきり収まり、音が出せる週末が待ち遠しいです。
東京都大田区 ベーゼンドルファー 200
専任スペシャリストがサポートします。リモート相談、ライブでピアノの音色と映像を確認できます。
グランドギャラリーの専任スペシャリストがピアノに関するお悩み事の解決をサポート。カテゴリー別でピアノ選びもカンタン。ご自宅に居ながら、ビデオ通話や動画を通じて、ピアノの状態や音色をご確認頂けます。
その他、技術、物流、税務など各部門のスぺシャリストがサポートします。