ピアノブランド紹介 Steinway&Sons(スタインウェイ・アンド・サンズ)

ピアノのブランドについての情報をご覧いただけます。

Steinway&Sons(スタインウェイ・アンド・サンズ)

Steinway & Sons
(スタインウェイ・アンド・サンズ)

キャッチフレーズ

世界のピアニストが愛してやまない、名実ともに世界最高峰のピアノ

創業者

ハインリッヒ・エンゲルハート・スタインヴェグ(ヘンリー・スタインウェイ)

創業年

1853(嘉永6年)年

製造国・製造拠点

ニューヨーク(アメリカ)
ニューヨーク工場(アメリカ)、ハンブルク工場(ドイツ)

特徴

・127の特許を取得してグランドピアノの設計を完成させ、現在のピアノ製造の基礎を作った模範的メーカー

・「イニミタブル・トーン(比類なき響き)」といわれる、低音域・中音域の音量が豊かでダイナミックレンジが広く、高音域の音量も豊かで伸びが良い最高の響き。

・世界中の公共ホールや音楽大学などで絶大の信頼を得ている、最高の素材と設計、工法による驚異的な耐久性と演奏性。

主要歴代モデル

【アップライトピアノ】

K-132、V-125、Z114

【グランドピアノ】

D-274、C-227、B-211、A-188、O-180、M-170、S-155

製造番号表

西暦 和暦 製造番号
1860 万延元年 3,000
1870 明治3年 21,000
1881 明治13年 45,000
1891 明治23年 70,000
1900 明治33年 95,000
1910 明治43年 140,000
1920 大正9年 200,000
1930 昭和5年 270,000
1940 昭和15年 300,000
1950 昭和25年 331,000
1960 昭和35年 366,000
1970 昭和45年 418,000
1980 昭和55年 468,500
1990 平成2年 516,700
2000 平成12年 554,000
2010 平成22年 589,100
2011 平成23年 -
2012 平成24年 -
2013 平成25年 -
2014 平成26年 -
2015 平成27年 -
2016 平成28年 -
2017 平成29年 -

歴史(略歴)

1835年、後にスタインウェイ&サンズ社の創業者となるハインリッヒ・エンゲルハート・スタインヴェグは、ドイツの自宅でピアノ製造を始めました。

その後482台のピアノを製造しましたが、ドイツ国内の経済的な将来性に不信感を持ち、長男セオドアを除く一家全員でニューヨークへ移住して1853年にスタインウェイ&サンズ社を設立しました。

3年後にはグランドピアノの製造を始め、三男のヘンリー・ジュニアはグランドピアノの一体鋳造の金属フレームや「オーバーストリングス(低音弦を中音減の上側に交差させる方法)」を考案するなど、「スタインウェイ・システム」と呼ばれる、現代ピアノが模範とするスタイルを完成させました。

その後、長男セオドアによる音響工学を取り入れた設計など改良を重ね、1900年頃までにはグランドピアノをほぼ現在の形に完成させました。

一方、初代社長となった四男ウィリアムは独自のマーケティングを展開し、音楽文化の発信地「スタインウェイ・ホール」を建設し、また1867年のパリ万国博覧会では最高金賞を受賞するなど世界最高のピアノメーカーとしての評価を得るとともに、ピアニストのルビンシュタインやパデレフスキのアメリカでのコンサートツアーをマネジメントして成功させ、スタインウェイピアノは世界的に評価を得るに至りました。

1875年にはイギリスにロンドン支店をオープンし、1880年にはハンブルグ工場(ドイツ)を設立してヨーロッパ市場でも最高峰のピアノとして絶大な評価を得て、ピアノブームが到来した第一次世界大戦後のアメリカでは1926年にニューヨーク工場だけで6,294台のピアノを生産し、現在を含め同社が生産台数の記録を樹立した年となりました。

第二次世界大戦後もホロヴィッツをはじめ多くの天才ピアニストがスタインウェイピアノとともに活躍して、ピアニストからの憧れを一身に受けるブランドへと、さらなる飛躍を遂げていきました。

【ニューヨーク・スタインウェイとハンブルクについて】

スタインウェイピアノの生産拠点は現在でもニューヨーク(アメリカ)とハンブルグ(ドイツ)の二拠点が存在しますが、同じスタインウェイピアノでも多少の違いがあります。

もともとニューヨークを拠点にスタートしたスタインウェイ&サンズ社ですが、純然たるアメリカのピアノではなく、ドイツでピアノを製造していたスタインヴェグ一家が当時工業力が最も優れたニューヨークの地へ移住し、その技術を最大限に活かしながら大きく発展したピアノ、と言えます。

その後、ハンブルグ工場製は独自に進化していった過程があり多少の違いが生まれることになりますが、「本家はやはりニューヨーク工場製」という考え方もあります。

メーカーの販売方針により、ニューヨーク工場製は南北アメリカを対象に、ハンブルグ工場製はヨーロッパやアジアを対象に供給されていますので、日本ではニューヨーク工場製に馴染みのない方が多いのです。

20世紀最大の演奏家、セルゲイ・ラフマニノフは、アメリカに渡った1918年より生涯にわたりニューヨーク・スタインウェイのピアノを愛奏しましたし、アントン・ルビンシュタイン、イグナツィ・パデレフスキ、ウラディミール・ホロヴィッツがニューヨーク・スタインウェイを愛奏していたことは有名です。

楽器としての違いは、ニューヨーク工場製は黒色の外装色は艶消が多く、鍵盤の両脇にある腕木や鍵盤蓋表面のカーブが無く角ばっていたり、譜面台を収納する際に倒れる方向が反対(手前側)であったり、デザインや構造面の違いがあるのと、音作りはハンブルグ工場製が硬めのハンマーを徐々に柔らかくして整えていくのに対し、ニューヨーク工場製は柔らかめのハンマーを徐々に固くして整えるという過程の違いがあり、

● ハンブルグ・スタインウェイ・・・音に艶(つや)があるが繊細さや上品さがあり、きっちりとまとまっている

● ニューヨーク・スタインウェイ・・・音がストレートでキラキラとした明るさがあり、常に音同士の余韻がにじみあってダイナミック

といった印象があります。

フレンドリーで人間味のあるニューヨーク工場製、対して誇り高さと威厳のあるハンブルグ製、と例えられる事もあります。

名作

主要演奏者

アントン・ルビンシュタイン、ウラディミール・アシュケナージ、イグナツィ・パデレフスキ、ヴァン・クライバーン、セルゲイ・ラフマニノフ、マルタ・アルゲリッチ、ウラディミール・ホロヴィッツ、ラン・ラン、内田光子

主要演奏者

アーティスト名
アントン・ルビンシュタイン(ロシア)
ウラディミール・アシュケナージ(ロシア)
イグナツィ・パデレフスキ(ポーランド)
ヴァン・クライバーン(アメリカ)
セルゲイ・ラフマニノフ(ロシア)
マルタ・アルゲリッチ(アルゼンチン)
ウラディミール・ホロヴィッツ(ウクライナ)
ラン・ラン(中国)
内田光子(日本)

演奏動画

このブランドのピアノを探す

ブランド一覧へ戻る